税金と社会保険料の基本|給与から引かれているお金をやさしく解説

毎月の給与明細を見ると、たくさんのお金が引かれていますよね。「何にいくら払っているのか、よくわからない」という方も多いのではないでしょうか。

給与から引かれているのは、大きく分けて「税金」と「社会保険料」の2つです。それぞれの仕組みを、やさしく整理しました。

目次

給与から引かれている5つのお金

種類何のため?本人負担の目安
所得税国に納める税金課税所得の5〜45%
住民税住んでいる市区町村・都道府県に納める税金課税所得の約10%
健康保険料病気やケガのときの医療費、出産など給与の約5%
厚生年金保険料老後・障害・遺族の年金給与の9.15%
雇用保険料失業や育休のときの給付給与の約0.5%

※40歳以上は、介護保険料もかかります。健康保険料は加入している健康保険によって異なります。

社会保険料は、合計で給与の約15%。会社員の場合は、会社も同じくらいの金額を負担してくれています。

税金の基本

所得税:収入が多いほど税率が上がる

所得税は、所得が多いほど税率が高くなる「累進課税」です。毎月の給与から引かれ、年末調整で精算されます。所得の計算方法は収入と所得の違いの記事をご覧ください。

住民税:前の年の所得で決まる

住民税は、前の年の所得をもとに計算され、6月から翌年5月までの給与から引かれます。そのため、育休中や退職した翌年でも住民税がかかるので注意しましょう。

社会保険料の基本

社会保険料は「取られるだけ」と思われがちですが、実はいざというときの大きな保障になっています。

社会保険受けられる主な保障
健康保険医療費が3割負担になる/高額療養費制度/病気で休んだときの傷病手当金/出産手当金・出産育児一時金
厚生年金老齢年金/障害年金/遺族年金
雇用保険失業したときの給付/育児休業給付

この保障を知っておくと、民間の保険に入りすぎずに済みます。くわしくは公的保障の記事をご覧ください。

会社員と自営業の違い

会社員・公務員自営業・フリーランス
健康保険会社の健康保険(会社と折半)国民健康保険(全額自分)
年金厚生年金(会社と折半)国民年金(月約1.8万円)
傷病手当金あり原則なし
税金の手続き年末調整(会社)確定申告(自分)

自営業やフリーランスは、会社員に比べて保障が少ないぶん、自分で備えることが大切です。

まとめ

  • 給与から引かれるのは「税金」と「社会保険料」
  • 社会保険料は給与の約15%。会社も同じくらい負担している
  • 住民税は前の年の所得で決まり、翌年に払う
  • 社会保険は、医療・年金・失業などの大きな保障になっている
  • 保障を知ると、民間の保険に入りすぎずに済む

給与明細の見方は給与明細の記事でくわしく解説しています。

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